回帖:陳雅山の伝説
中源線建玉法を日本において世に出した人物は林輝太郎氏である。
氏は若かりし頃、自己の相場技術の研鑽のため、国会図書館などに通い、
古今東西の相場書を手当たり次第に読んだそうである。
そうするうちに昭和25年頃、偶然に陳雅山なる人物の伝説を知る。
私の手元に「林輝太郎投資研究所(現:林投資研究所)」の古い解説書がある。
著作権に触れない様、
また意味の変わらない程度に文面も変えつつ、記してみる。
陳雅山は清の中期の人があった。
生年、没年は不明であった。
次第にわかったことは、
陳雅山本人或いはその友人により富致録なる書が残されたこと。
この本の中に或いは別に「中源線建玉法」又は「九数正法」という売買法があること。
陳雅山本人の非凡の才は生前評価されず死後、彼の遺産を整理し友人により発見されること。
中源線は非常に現実的な売買法であったこと。
しかし当時はそれ以上の資料も無く時間だけが過ぎた5年余り後に、
陳雅山の遺稿と称する書を2冊手書きにて、書き写す機会に恵まれる。